Q/NYでアクセサリー作家として活動することになった経緯は?
最初にNYで暮らしはじめたのは2010年。当時、東京でヒップホップダンサーとして、イベントやクラブ、フィットネススタジオを中心に活動していたのですが、「ダンスの聖地であるNYで本格的に学びたい」という強い憧れを抱き、思い切って渡米しました。NYに来てからは、語学を学びながらダンスカンパニーに所属し、現地の子どもたちにダンスを教える機会にも恵まれました。そんな日々の中で「本気で挑む人たちが集う、エネルギッシュな街のムード」にどんどん惹かれていきました。
その後、やむを得ない理由で帰国。しかし、荷物を取りにNYに行った時、「アートスクールに留学してみては?」と友人から勧められ、「NYに戻れるならば」と2015年に再度NYに戻ってきました。
NYに在住するために入学を決めた学校でしたが、ひょんなことから、ここでジュエリー作りを学ぶことになりました。素晴らしい先生との出会いもあり、徐々にのめり込み、2017年からは興味はあったものの、初期費用が掛かるため躊躇していたメタルジュエリー作りをスタート。全力で取り組み始めました。作品をさまざまなシーンで披露すると、知人に頼まれてオーダーメイドで注文を受けるようになり、気付けば作家として注文を受けるようになりました。